コッソリ貯めて1800万!? 妻が貯めたへそくりは誰のもの?

舞さんは、結婚して18年間専業主婦をしています。

夫の幸雄さんは会社人間で、舞さんは毎日夫の世話から3人の子どもの育児・進学まですべて一人で面倒を見てきました。

結婚当初から毎月夫に渡される生活費をやりくりし、そのうちの数万円を自分名義の通帳に入金していました。

つまり、「へそくり」です。

18年も貯め続けるとその金額もかなりの額になり、先日よくよく見てみると1800万円になっていました。

舞さんはここなら誰も気づかないだろうと通帳を冷蔵庫の中に隠していたのです。

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ある日舞さんが留守の間に遊びに来ていた義理の母明美さんがそれを発見してしまい、大騒ぎになってしまいました。

IMG_4303「せっかく、それだけ貯めたのだから、家のローンを前倒しして完済してしまおう。」と幸雄さんは言うのです。

IMG_4231舞さんは「何を言ってるの! 私が生活費の中からやりくりして貯めたお金なんだから、私のものよ。」と言い返します。

明美さんまで話に加わって

IMG_4597「こんなことは言いたくないけど、舞さんは専業主婦で実際に稼いだのは幸雄だし、幸雄は月々3万円の小遣いで生活していて、無駄遣いもせず、真面目に生活してきたからこそ、こうして家計に余裕が出て貯めることができたのでしょう?私も幸雄が言うようにローンの返済に充ててほしいわ。」と言い出す始末。

勝手に冷蔵庫を開け、通帳を発見し、夫婦の問題にまで口をはさむ明美さんにイライラしながら、

専業主婦って何?

すべて今まで家庭を一人で守ってきた苦労は何だったんだと虚しくなる舞さんでした。

でも、「渡すものか」と心の底から思っています。

舞さんが貯めたへそくりは誰のものなのでしょうか?

舞さん、見られてはいけないものを見つけられてしまいましたね。

永遠の愛を誓った夫婦にもひとつやふたつ、秘密はあるでしょう。

その代表的なものがこの「へそくり」なのです。

義母の明美さんに見つかってしまったことでますますややこしくなってしまいましたね。

「へそくり」の所有権は誰のものでしょう?

それは収入源によって変わります。

法律では、夫または妻が結婚した後であっても自分の名前で手にした資産(給料など)は、その人個人の私財であるとされています。

ということは、舞さんは専業主婦ですからへそくりは「自分の名前で手にした財産」ではありません。

舞さんが仕事に出て、「鈴木舞」という名前で給料をもらうと「自分の名前で手にした財産」となるわけです。

18年間専業主婦だった舞さんにはこのようなお金はなく、へそくりの原資は「鈴木幸雄」の給料なわけです。

ですからへそくりは幸雄さんのものということになってしまいます。

ですが通常夫婦の場合、夫が妻に家計を任せており、妻に給料を渡せば、それは夫婦二人の財産ということになります。

今回のケースの場合、舞さんは夫婦二人の財産である生活費からへそくりを貯めているわけです。

ということは、このへそくり自体も夫婦二人のものになると考えられます。

つまり、舞さんが貯めたへそくりは舞さんだけでなく、幸雄さんのものでもあるということです。

ちなみに明子さんのものではありませんからあしからず。

これは相続や離婚などで、配偶者の相続分や財産分与請求権が2分の1であることが基準になっているようです。

余談になりますが、では幸雄さんが自分の給料からへそくりを貯めた場合はどうなるのでしょうか?

この場合は、自分の給料からへそくりを貯めているので、へそくりは幸雄さんのものです。

ちょっと見方を変えると舞さんにも望みがないわけではありません。

もし専業主婦である舞さんがおこづかい制をとっており、そのおこづかいの中からへそくりを貯めたのであれば、へそくりは舞さんのものとなります。

もし、今回のケースで渡した生活費の残りは舞さんの好きに使っていいという取り決めが夫婦の間にあったのであれば、それはおこづかいのようなものなので舞さんのものになります。

独身時代に貯めたお金を、結婚後、夫あるいは妻に黙ってへそくりにしていた場合には?この場合はもうおわかりですね。へそくりを貯めた人のものということになります。

一口に「へそくり」と言っても、その収入源によって誰のものなのか変わってくるのですね。

舞さん、残念ですが幸雄さんと仲良くしてくださいね。

何とか二人で納得のいく使い道を話し合いましょう。

幸雄さんは、二人のお金なので、二人で使おうとローン返済を提案したのでしょうが、舞さんとしては、仕事に出ておらず、その収入はないにしても、専業主婦として立派に家事や子育てなどに日々立ち働いていることを認められていないように思えたことと、家計をやりくりしてコツコツ貯めた夢貯金を奪われるようで、ムッとしてしまったんでしょうね。

幸雄さんの思いやりも必要かな?

とはいえ、幸雄さんのお金でもあるので、それぞれいくらかずつ分けるなど、話し合って円満解決できるといいですね。

お金は大切なものですが、お金のことが原因で不仲になるなんて悲しい・・・。

家族の絆、夫婦の絆を強くするために使っていただければと願うばかりです。

そうするとお金は喜んで、またきっとたくさんのお友達を連れてきてくれますよ。

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