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基本中の基本!贈与税と相続税の違いを知る

初めに相続税と贈与税ですが、被相続人(親など)が亡くなる前の税の事か、亡くなった後の税の事か?
そんな事くらいは知っていると怒られてしまいそうですが、基本的な部分からしっかり知っておきましょう。

 

○相続税
被相続人が亡くなると相続が発生しますね。この時に遺産を相続する人に課される税金の事を相続税といいます。

 

○贈与税
親など=贈与者が、生きている間に自分の財産を無償であげ、受け取った人に課される税金のことを贈与税といいます。

 

つまり、自分の財産を死亡する前に渡すか?、それとも死亡後に渡すか?というのが贈与と相続の違いです。

 

そして、何よりも、課税される金額が大きく違ってくる!というのが、重要なポイントとなります。

 

というのも、相続対策と聞くと、生前に贈与しておいたほうが節税対策になる!と勘違いされている方が多くいらっしゃいます。

 

しかし、贈与税の方が相続税より税率が高いのです!

 

というのも、例えば土地や建物を所有していたとします。
もし、贈与税がかからない!安く済むとなれば!!!

 

誰もが相続税という高い税金を恐れて自分が亡くなる前に子供に渡すなどしてしまうでしょう。
そして、相続時点の財産がゼロ=相続税が発生しない!というような行為、負担を軽減するような行為に走ることでしょう。

 

そこで、このような相続税を逃れる行為を阻止するために出来たのが「贈与税」なのです。
そう考えれば、自然と相続税よりも贈与税の方が税率が高い理由が理解できるかと思います。

 

では、この基本をおさえたうえで相続税と贈与税の計算を見てみましょう!


相続税の計算とは?

実際に相続税の計算をしてみましょう!
なお、計算方法は改定後(2015年1月1日以後〜)のものと改定前の計算式を載せておきます。

 

まず始めに、相続税には基礎控除枠がありますので、控除の計算について説明しておきます。
<改正前>
「5,000万円 + 1,000万円 × 法定相続人数」

 

<改正後>(2015年1月1日以後〜)
「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人数」

 

 

相続税には上記のような基礎控除があります。
ですから、例えば、相続財産の合計額が計算式の額以下であれば相続税は掛かりません!
よって、税務署に申告する必要もありません(小規模宅地等の評価減や配偶者控除の適用を受ける場合は相続税の申告が必要になります)。

 

 

では実際に数字を当てはめてみましょう。

 

例:法定相続人が3人の場合
<改正前>
「5,000万円 + 1,000万円 × 3 = 8000万円」
<改正後>
「3,000万円 + 600万円 ×3=4800万円」

 

上記が控除される額となりますから、改定前であれば相続財産が8000万円以下なら相続税は0円となり、改定後であれば4800万円以下なら相続税が0円となります。

 

なお、基礎控除額をはみ出た分に関しては、相続税がかかる事になりますが、以下の表を参考にして計算してみます。

 

<改正前の相続税の税率と計算について>

 

<改正後の相続税の税率と計算について>

 

 

例:相続人が3人だとして、控除後の課税対象額が1億1000万円だった場合。

 

まず、控除後の1億1000万円を法定相続人の3人で分割(法定相続分で)します。
A(妻):1億1000万円×2分の1=5500万円
B(子):1億1000万円×4分の1=2750万円
C(子):1億1000万円×4分の1=2750万円

 

上記の計算後の額に相続税の税率をかけます。
A(妻): 1億円以下=税率40%、控除額700万円
相続税=5500万円×30%−700万円=950万円

 

B,C(子):3000万円以下=税率15%、控除額50万円
相続税=2750万円×15%−50万円=362万5千円

 

よって、妻のAは950万円、子はそれぞれ362万5千円を相続税として支払う事になります。

贈与税の計算方法

では実際に贈与税の計算をしてみましょう!
@贈与を受けた合計額(課税価格)を計算する
なお、贈与税を計算するうえでの1年間とは1月1日から12月31日までとなり、その1年間にもらった合計額が課税価格となります。

 

A贈与税額の計算をする
@の課税価格から贈与税の基礎控除額である110万円を引きます。
そして、110万円を引いた後の金額に一定の税率(贈与税の税率表)をかけ、該当する控除額を引きます。

 

例:2014年3月に500万円、同年6月に500万円親からもらった場合
1年の合計1000万円が課税価格となり、基礎控除額110万円を引くと、
→1000万円−110万円=890万円となります。

 

次に表の税率をかけて控除額を引くと、
→890万円×40%−125万円=231万円となります。
よって、231万円が贈与税として支払う金額となります。

 

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