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慰謝料が認められるためには条件がある!

物損事故といえども、自分が大事にしてきた愛車が破損すれば、誰でも傷つくことでしょう。

 

それに、加害者の誠意が感じられなければ、不快な思いをすることもあるでしょう。

 

このように、物損事故でも精神的な苦痛は伴います。

物損事故でも精神的な損害=慰謝料の請求ができるのか?

 

物損事故の場合には基本的に慰謝料が認められないといえます。

 

いくら大事に丁寧に扱っていた車が破損して精神的苦痛を受けようと、車への愛着だけの理由で慰謝料請求が認められる可能性はないでしょう。

 

また、加害者の誠意が感じられなくても、慰謝料は認められません。

 

被害者にしてみればなぜ?と思われるかもしれません。

 

残念ですが、裁判所は、例外的な場合を除いては、物損事故において精神的損害があるとは考えないスタンスをとっているのです。

 

ただし、物損事故だからと全てのケースにおいて慰謝料請求が認められない、という事ではありません。

 

先ほども説明したとおり、例外的なケースでは認められています。

例外的なケースとは?

判例を参考に見ていきましょう。

 

単に車両などの財産に損害を受けたというだけでは認められず、社会通念上からみても、それが損壊されたことによって著しい精神的苦痛を受けた場合にのみ慰謝料を認めています。

 

では、裁判所が言っているのはどのような場合なのか?

 

という事になりますが・・。

 

 

自宅を損壊されて生活が不便になるなど、ペットが負傷したり死亡した場合です。

 

東京地裁八王子支部昭和50年12月15日判決では、居住している家に大型トラックが突っ込んできて家屋破損や家の中の家具などが破損したケースがあります。

 

被害者の生活の平穏が侵害されたことを理由に10万円の慰謝料を認めています。

 

似たようなケースで、自宅兼店舗としていた建物に車が突っ込んできた場合でも、平穏な生活が害されたとして慰謝料30万円を認めた判決があります。

 

ペットが負傷・死亡した場合

 

ペットも法律上は物とされるため、物損事故における慰謝料の原則からすると慰謝料は本来なら認められないように感じます。

 


しかし、交通事故等で愛犬や愛猫が死亡した場合についても、慰謝料が認められた判決はあります。

 

つまり、ペットに関しては、法律上では物として扱われるのが基本ですが、慰謝料については例外的に扱われると言えるでしょう。

 

なお、ペットについての認められる慰謝料額については、数万円から数十万円となっています。


まとめ

物損事故で精神的苦痛の慰謝料を請求できるのかについてまとめると、基本的には、物に対しては精神的損害請求はできません。

 

しかし、

 

物が破壊された場合に著しく精神的苦痛を受けた場合

 

ペットの死亡事故のような場合は慰謝料の請求もできる場合があるようです。

 

精神的な損害賠償(慰謝料)の請求は、個人で判断するのはとても難しいです。

 

物損事故であなたが精神的損害を受けた場合、まずは専門家に相談をしましょう。

 

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